脱力

以前から、身体の使い方を色々と教わったりしながら、分かっているつもりで分かっていなかったというか、出来ていなかったことが、最近になってようやく少しだけ分かったような気がしたので書いておきます。

(あくまでも、僕が分かったような気がしただけですので、戯言だと思って読んでください。)

僕の身体の使い方について

トライアスロンを始める前、ダイエットから筋トレに励んでいた頃、当時の職場の人達とやたらとウェイトとレーニンをしていて、月に1回はベンチプレスのMAX測定をやっていました。
いかに大きい力を発揮して、重たい物を持ち上げるかに全力を注ぐのが僕が身体を動かすことの原点でした。

そこからトライアスロンを始めるようになって、最初のうちは筋力任せで走ったりペダルを回したりでそこそこのレベルまではいけるのですが、当たり前の如く、すぐに頭打ちしてしまいました。

僕の頭の中で頑張る=力むという図式が当たり前すぎて、力めば力むほど頑張っているし強くなれると思っていました。

キッカケ

筋力頼りの身体の使い方だと、パフォーマンスの向上はすぐに頭打ちとなります。
しかし、過去にスポーツ経験のない僕は、とりあえず頑張れば何とかなると思い込んで、ただただ力んでいました。

けれど、当たり前の話ですが一向にタイムが伸びる様子もなく、今のままではこれ以上速くなれないと感じるようになりました。
そこで、まず完全独学だったバイクについて考え方を変えてみようと思ったので、愛知県のトライアスロンスクール SQUAD TAKUYAで開催されているトータルバイクセミナーに参加することにしました。
始めてバイクについて教わったのですが、今までの感覚とは全然違うことを体感することが出来たので、やはり慣れるより習えが結果として一番の近道ではないのかな?と思うようになりました。

その後、ハムスタースピンでコーチングを受けて、僕がいかに無駄な力を無駄な方向に使っているかを再確認することが出来るようになり、少しずつではありますが、身体を固めて力むのではなく、身体を動かして脱力するという思考へシフトしていくのでした。

分かったつもり

考え方が変わったおかげで、それ以前よりは速くなったので、自分的は無駄な力を使わない=脱力が少しずつ出来ていると思っていたのですが、やはり「分かったつもり」というか知識としては頭に入ったのですが、知識として知っているのと、きちんと消化して身体で分かっているのとでは全く違います。
そんな事は当たり前だと言われそうなのですが、理解力と運動神経の悪い僕は、知識から経験に移行するのに、数年の月日を費やすことになるのでした。

繋がる

長らく分かったつもり状態だったのが、「あっ!」と思う瞬間がありました。
今年になってSHIVを乗り換えることになったのですが、その際に新しいSHIVのフレームサイズを決めるためにRetulFitを受けて、サドル高が一気に上がったため、それまでのように踏み込み過ぎて踵が下がると、脚が伸び切って骨盤が落ちてしまうため、練習後に脚の裏側(特に膝裏辺り)が痛くなっていました。
そこで、RetulFitの時に言われた「今までより下死点辺りで抜けるような感覚になるかと思うのですが、今までが踏み過ぎていたので、感覚が大きく変わるけれど、その感覚に慣れてください。」という言葉を思い出して、今まで以上にオーバーに踏み込まないようにペダリングするようにしました。
そうすると、上半身も力を入れ過ぎると上手く力が抜けず、肩甲骨や肩回りをリラックスしてのると、さらに踏み込まないペダリングが出来るようになりました。
すると、感覚的には全然踏んでいないのに、パワーを見ると思ったより高いという不思議な現象が起こりました。
そう、上半身を力んで上体を支えたり、下死点まで踏み込まなくなったおかげで、筋力的には同じ踏力ですが、あちこちに分散していた力が体重としてペダルに乗るようになったのです。

「分かる」から「出来る」へ

随分と遠回りしたのですが、ようやく一筋の光が見えた瞬間だったと思います。
ただ、出来たと言っても疲れてきたり焦ったりすると、スグに力む癖が出てくるし、常に同じ感覚で脚を回しているつもりですが、なかなか上手く出来ないときも多々あります。
ただ、これが正しいかどうかという問題はありますが、今までと違う感覚でかつ数値やタイム的に良い結果が出ている以上は、ほんの少しは成長したのではないかなと思っています。

以前より瞬間的なパワーは上がってはいないのですが、長時間の持続パワーが上がっていて、さらにバイク練習の後の脚の疲労具合がかなり楽になったので、方向性としてもそんなに間違っていないと思います。

まとめ

自転車をより前へ進めるために、力を抜いていくという一瞬矛盾しているような内容ですが、無駄な力は言葉のとおり無駄であって、自転車を前に進めるには寄与しないということを、改めて痛感した出来事でした。
年齢関係なしに、まだまだ伸び代は残っているなと思った今日この頃でした。

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