2011年7月
何とか初ロングを完走して、筋肉痛的なものは2~3日で解消されたのですが、スタミナ的な部分はなかなか回復せず、帰宅ランもペースはのんびりなんですが、いつもより疲れるな~という日々が続きました。
そういえば皆生トライアスロンの余談ですが、ゴール後に低血糖で動けなくなるという事態を初めて経験しました。
いわゆるハンガーノックというやつですが、椅子に座ってから動けなくなり、座っているのも厳しくなってしまいました。
その状況を見て、嫁さんがすぐに屋台を出している鉄人ラーメンを買ってきてくれて、無理やり食べたら身体が動くようになって、本当のハンガーノックというものの怖さを知ることが出来ました。
そんなこともあってか、やはり一度体力を消耗しきってしまうと、フル充電されるまではかなり時間がかかるなと実感しました。
2011年8月
8月に入ると、それなりに体力も回復してきたので、知り合いの陸上関係の合宿に参加したり、バイク練習で北摂の山へ連れて行ってもらったりと、佐渡トライアスロンへ向けて着実に練習を重ねていきました。
その8月の末に、兵庫県の家島というところで開催されるOWS(オープンウォータースイム)の大会に参加しました。
この大会は島から島へ泳ぐ大会で距離は3.2kmなので、ちょうど良い練習になると思ってエントリーしました。
ウェットスーツ着用者は入賞対象外となるのですが、僕は入賞なんてレベルでもないし、トライアスロンの練習として出るので気にしなかったんですが、会場で周りを見ると、結構ウェットスーツ着てる人が多かったです。
恐らく、僕のようにトライアスリートが練習として出ているのでしょうね。
参加人数400人ぐらいと少なく、コースもワンウェイなので、スタート直後の混雑もなく、むしろ何処をどう泳いだら良いのか分からないような状態でのスタートでした。
のんびり泳いでいたら、僕の横にライフセーバーが付いてきます。
今回はパニックにもならず普通に泳いでいたつもりだったので、何でだろう?と思っていたら、
「コースから随分と逸れていますよ~」
と声を掛けてくれました。
確かに全体的な人の流れからは一人離れています。
とりあえず、泳ぎながら人がいる方向へ戻って、なるだけ前の人について行くような形で泳ぐようにして気付いたのですが、遠くの目的地一点だけを目印にすると、あまりにも遠いので、かなり左右にズレたとしても、自分から見たら常に正面に見えるんですよね。
なので、目標は遠くの一点だけではなく、常に2点以上の目標物を見つけるか、前後を確認して真っすぐ進んでいるか確認しないといけなかったという事を、この時初めて知りました。
そんなこんなで、遅いながらも無事完泳。
タイム:1時間10分32秒
順位:290位/373人中(39歳以下94位/107人中)
なんとも情けない結果となりました。
佐渡トライアスロンまで2週間。
テーパリングなんて言葉も知らなかった僕は、あれやこれやと悪あがきをして、日本一長いトライアスロンを迎えるのでした。