KONAへの道のり~第35話~第23回佐渡トライアスロンその②

ラン

190kmのバイクの後のランは初めての事なので、どういった状態になるのか未知数のままランスタート。

一応、目標というか希望タイムとしては4時間ぐらいで戻りたいなと思っていました。

走りながら身体の状態を確認すると、さすがに脚もかなりダメージはあるし、スタミナ的にもやや厳しいなという感じでした。

途中、灯篭のある田んぼのところで、おばちゃんが
「いってらっしゃ~い!行くしかないぞ~!答えは自分の中にあるんだぞ~!」
と選手みんなに向かって叫んでいたのが印象的でした。

12km付近でトップ選手とすれ違う。

一緒に参戦したライバルkamipackさんは5分程度前にいるはずなので、最初の折り返しが近づいてきたところでチェックしていると、折り返しの500m手前ぐらいですれ違ったので、ほぼ想定通りの位置であることを確認。

ペースを維持しているつもりが、少しずつペースが落ちてきていたのか、中間地点で時計を見ると2時間9分ぐらい掛かっていたので、このままだと4時間は軽くオーバーするなと思うと、少し気持ち的にも沈んできました。

次の折り返しの手前ですれ違うkamipackさんに声を掛けてもらって、少し息を吹き返してペースアップ。

30km付近で行列チームの菊池弁護士を発見。かなり厳しそうでした。

そのまま何とか35kmまで踏ん張ったところで、ロングスパート開始。

スパートと言っても、キロ5分半ぐらいが精一杯だったんですが、とにかく早くゴールしたかったので踏ん張りました。

往路でも通った灯篭のある田んぼのところで、行きも声を掛けてくれたおばちゃんが、
「おかえりなさ~い!よく頑張ったね~!来年も待ってるよ~!」
と声を掛けてくれました。おそらくみんなに声を掛けているのでしょうが、思わず胸が熱くなりました。

最後のエイドステーションで、思いっきり脚と頭を冷やして、コーラを飲んで、ラスト4kmのランを楽しみました。

このエイドからゴールまでを20分ほどで着いたので、ラストはキロ5分までペースを上げられたんだと思います。

ゴール直前のアーケードのある商店街では、先にゴールした選手や地元の人がみな「お帰りなさ~い」と声を掛けてくれます。

これがまた、胸にグッときて、長い厳しい旅が報われた瞬間でした。

そして、色んな思いを胸にゴール。

ラン:4時間6分51秒 71位
総合:11時間26分51秒 68位/700人中

初めてのロングであった皆生トライアスロンの260位から大きくランクアップとなりました。

ゴール後

先にゴールしたkamipackさんと合流して、他の知り合いのゴールを待ちました。

何人かはゴールエリアでお迎えして、いろいろとお話ししていたのですが、まだまだ帰ってきていない知人もいたので、アーケードのある商店街の方で待つことしました。

暗い中をずっと走ってきて、最後にこの商店街の灯りに照らされた選手に、沿道から惜しみない声援と称賛の言葉が掛けられます。

時間が経つにつれ、沿道の応援が増えていきます。

涙を流しながら走る人、笑顔でタッチしながら走る人、疲労困憊でただただ走る人。

色んな人が色んなドラマを抱えて、すぐそこに迫ったゴールを目指して、最後の力を振り絞って進みます。

この光景を見ていて、僕はやっぱりロングのトライアスロンが好きだし、これからもっとこの感動を味わいたいなと思った2011年の夏でした。

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