KONAへの道のり~第45話~2012年佐渡国際トライアスロン

時は一気に飛んで、9月。
佐渡からあっという間に1週間が経ってしましました。
あれこれ書きたいこともあったのですが、忘れてしまったこともあり、とりあえずはレースの様子を書いてみます。

僕は去年と同じく金曜日に佐渡に入りました。
フェリーでは08・09年とAタイプ2連覇のM下選手ファミリーとご一緒させていただき、福井選手とM下選手の2ショットを眺めていたりと、僕まで速くなったかと思うひと時でした。
選手登録も金曜日に終わらせたので、土曜日は比較的のんびり過ごしていました。

1週間前の日曜日の家島OWSで、謎の生命体にやられて蜂窩織炎になってかなり腫れあがった左足も、土曜日の朝にはほとんど腫れも引いて、万全の体制ではあったのですが、嫁さん曰く、レース前の数日間はかなりナーバスになっていたらしく、当日の朝もかなり心配していたらしいです。(怪我の方じゃなくてね。)

今年は仕事の関係で思うように練習ができず、焦っては体調を崩しての悪循環を繰り返していました。
8月に入ってから、ようやくいろんな面で落ち着いてきて、今シーズンでは唯一不安なく挑める大会だったのですが、それ故に前回よりも悪い結果だったらどうしようとか今シーズンでワーストの成績だったらとうしようとかいろんな事が頭の中でグルグルしていたのは確かです。
まあ、プロではないのだからと思う人もいるかもしれませんが、趣味だからといってテキトーにやるぐらいなら最初からやらないし、性格的にも無理です。やるなら目一杯楽しみたいし頑張りたい、どこまでいけるか試してみたい。

そんな感じでちょっと力みつつ、レース当日の朝を迎えました。

今年は皆生がロングデュアスロンになったり、去年もスイムが短くなったりと、5割の確率でなんらかのハプニングがあったのですが、今回はその心配もなく、絶好のトライアスロン日和でした。
僕個人的には暑いほうが好きで、灼熱の中でやるトライアスロンが大好きです。

さていよいよスタートです。

スイム編

スタートをどこからするか結局決めきれず、真ん中ぐらいの中途半端なところからのスタートとなってしまいました。
去年よりはマシだったけど、今年もまあまあのバトルで、前見てないだろ~って人が多い。
だって、僕の前を右へ行ったり左へ行ったり、突然平泳ぎしたり、横から突っ込んできて僕がおかしいのかな?と思ったら、やっぱり僕はまっすぐ泳いでたりと、面倒が多かったです。
ただ、4月から夜の十三山田道場で鍛えられたおかげで、以前のようにパニックにはならず、ずっと冷静に泳ぐことができました。
2周目に入るときにニッシーさんと遭遇。
てっきりスイムではもっと前の方だと思っていたのと、あれだけ人が居てる中でばったり遭遇したことにビックリしました。

2周目は混んでいても良いからブイ沿いに泳ぐことに。
だって、目標のブイが全然見えなくて。
2周目の後半になるとかなりウネリが出てきて、大変だったのですが、まあ慌てることなく冷静に泳ぎ切り無事スイム終了。
まあまあの泳ぎでないかい?って思ったのですが、思いのほか遅くてちょっとがっかりでした。

タイム:1時間24分54秒(207位)

バイク編

トランジットではウェットを丁寧に袋に入れたり、時間はあまりかけていないつもりですが、事前に思っていたことを冷静にやって、バイクスタート。
kamipackさんと五右衛門さんは既に出ているのは確認済みだったで、無理に慌てても仕方ないし、いつもどおりマイペースで漕ぎ出す。
105km地点の住吉ASで嫁さんが待っているので、予定時間どおりに着ければいいかな~と思いながら、ぼちぼちと走る。

やはり前半はかなり元気な人達に抜かれましたね。まあ、息遣いとペダリングから100kmどころかZ坂ぐらいで撃沈するだろうな~と思いながら漕いでると、Z坂の少し手前で20台ぐらいの集団が後ろからやってきました。
見ると何人かは途中で抜かした人なんですが、まるでロードレースのような状態で走っています。これはもうトライアスロンじゃないだろ~と思っていたら、近くを走っていた女の人も「ぬおっ!」とビックリしていました。
後でもまた書きますが、最近の大会はドラフティングが多すぎます。
で、やはりZ坂に入ると一気に集団はバラけていって、やたらと上りを頑張る人、いきなりヘロヘロになる人、いろんな人がいて面白いな~と思いながら、シッティングでくるくる回す。ここでいくら頑張っても仕方ないし、頑張るほどの坂じゃない。
トンネルを抜けた辺りで田んぼのおばちゃんがいた。
「行くしかないぞ~田んぼで待ってるからね~」
と今年も応援してくれていて、心の中で『帰ってきたよ~』と呟きながらありがとうと言ってZ坂を後にしました。

そこからは大野亀の坂をもう一度登って、あとはひたすら海岸線をひた走ります。
ん~時間的にあまり良いペースではないな~と思いながら嫁さんの待つ住吉ASへ到着。
ここからはちょっと気合入れてペダルを踏んでいきます。
去年もそうだったのですが、小佐渡に入ると人気が一気になくなって、なんだか一人旅でもしているような感覚になります。
たまに会う選手はBタイプだったり、ほんとに前後誰もいない時間が結構あったりします。

そんな中、あれは豊岡のAS過ぎたあたりだったかな?
僕の通過のタイミングでエイドから出て来たのか、ずっと僕の後ろに気配を感じてたで振り返ると1500番台の選手がいました。
まあ、ちょっとぐらいは良いかと思ってたんですが、一向に前にでる気配もなく、時折脚を休めているのがわかります。
ちょっと腹が立ったので、ペースをわざと落としてみても前に出ない。今度はちょっと上げてみるとついてくる。
結構な距離を引いたので、さすがに『ドラフティングですよ?』と注意したら、そのおっさんの一言、
『俺は精一杯漕いでいる。君が前へ行けば良い』
は??
思わず耳を疑いましたよ。
ゼッケンからしても僕より年上だし、こんな頭悪いやつと一緒にレースしてるのかと思うと、腹が立つと同時に悲しくなってきましたよ。
自転車チームらしきのジャージを着てたんで、自転車がベースの人なんでしょうが、前半の集団といい、トライアスロンはドラフティング禁止だって事をもうちょっと理解してほしいですね。
自転車上がりの人達がすべてそうじゃないのは確かなんですが、皆生のときもそうだったけど、ドラフティングを普通にする人が多いです。おそらく自転車の世界では当然のことなんでしょうけど、トライアスロンでは前走者の前輪の先端から10mはドラフティングゾーンなので進入禁止です。抜く場合は速やかに追い越して前に出る。
抜かれても付いていくのではなく、相手のドラフティングゾーンから出なければならない。つまり、下がりなさいということです。
前走者の前輪を超えた時点で追い抜きは成立し、その時点で前走者と後走車は入れ替わります。
そのあたりをキチンと理解していない人が多いのと、まあ広すぎるから仕方ないでしょうけど、審判やマーシャルも機能していません。

この辺りは愚痴でもあり、細かいこと言うなよ~って人も多いかと思いますが、そういう競争の仕方をしたいのなら、エリートのレースに出るか、自転車のレースに出れば良いと思うのです。
トライアスロンに出る以上、トライアスロンのルールでもあり精神でもある『自分の力』で勝負をしようよって思う今日この頃です。

で、話はレースに戻って、バイクも終盤で小木の坂にかかります。
この坂自体は大したことないんですが、まあ、160km走ってきたところになかなかしつこい上りが続くので、ちょっとウンザリします。
しかも、ここを超えて海岸線に出ると、向かい風が待っているのでなおさらです。
でも、去年よりはだいぶマシに感じたのは、少しはレベルアップしたからでしょうかね?

ちょっとキツかったのは、最後の下り坂を一気に駆け抜けて向かい風に備えたかったのですが、遅い小型の観光バスのおかげでかなりブレーキをかけされられてしまい、体力・タイム共に結構ロスしてしまいました。

あわよくば追いつかないかな~と思っていたkamipackさんや五右衛門さんの姿は見えず、ちょっとヤバイかなと思いながらバイク終了。

タイム:6時間24分03秒(59位) 通過順位:70位
ちなみにT1は3分43秒、T2は5分50秒、バイク6時間14分24秒でした。

ラン編

トランジットでkamipackさんと五右衛門さんの姿を密かに確認しつつ、靴下を履く。
今回は悩んだ末に5本指靴下にしたので少し時間がかかった。

で、いよいよランスタート。
走り初めが思いのほか調子が良かったので、気持ちよく走る。が、これが結局失敗の元でした。
興味もあまりないとは思いますが、自戒のためにラップを掲載します。

ラン全ラップ及び心拍数

距離 スプリットタイム 平均心拍数
1 4:33 153 (82%)
2 4:50 159 (85%)
3 5:00 158 (85%)
4 5:21 156 (84%)
5 4:48 159 (85%)
6 5:09 156 (84%)
7 5:00 158 (85%)
8 5:23 159 (86%)
9 5:43 155 (83%)
10 5:23 158 (85%)
11 5:24 152 (82%)
12 5:11 156 (84%)
13 5:39 157 (84%)
14 4:54 156 (84%)
15 5:04 156 (84%)
16 5:19 154 (83%)
17 4:59 158 (85%)
18 5:10 157 (84%)
19 5:37 156 (84%)
20 5:10 157 (84%)
21 5:19 158 (85%)
22 5:51 157 (84%)
23 5:31 159 (86%)
24 5:55 160 (86%)
25 5:20 154 (83%)
26 5:25 155 (83%)
27 6:11 150 (81%)
28 5:26 152 (82%)
29 5:32 154 (83%)
30 5:57 147 (79%)
31 6:04 149 (80%)
32 5:28 149 (80%)
33 5:50 152 (82%)
34 6:32 148 (80%)
35 5:29 148 (80%)
36 5:48 146 (78%)
37 5:18 150 (81%)
38 5:24 151 (81%)
39 6:13 147 (79%)
40 6:16 146 (78%)
41 5:38 148 (79%)
42.51 7:55 152 (82%)

5km地点あたりで五右衛門さんを捉える。
そこからまた調子に乗って、感覚のまま走り続けて、嫁さんの待つ金井ASへ向かう。
すれ違う選手を見ながら、kamipackさんなかなか来ないな~と思ってASに入って嫁さんを見つけると同時に、なんと向こうからkamipackさんが走ってきた!
追い付いた!行ける!!
あの時の正直な感想です。
ASを出た時点で、kamipackさんなら逃げにかかってるはずなので無理に追いつこうとしてもバテるだけだと思って、30kmから一気に勝負をかけようという作戦を立てました。
が、中間点を超えてから、急激に脚が動かなくなってきました。
今まで飛んでいた疲労感・痛みが一気にやってきた感じで、脚は鉛のように重く、あちこちの痙攣が始まって激痛の嵐です。
それでも、ずっと遠くに見えるなんどいや~ジャージが脚を止めるのを許しませんでした。
この辺りからはひたすら苦痛との戦いでした。
最後の折り返しとなる潟上ASでもちょうどすれ違いで1分差。
ここからは気力の勝負だと自分に言い聞かせるも、全身から赤信号が出て、身体も頭も、もうやめよう、歩こう、止まろうと悪魔の囁きがずっと頭をよぎりました。
途中で手が痺れてきたので、慌ててブドウ糖タブレットを食べて意識を保ちつつ、走りつづける。
そんな中で、kamipackさんがスパートをかける。
なんだろうか?見えると言っても数百メートルは離れていたのですが、なんだか僕には分かりました。
彼に『気』が入った。そしてそれが分かったけれど反応できなかった僕。
おそらく皆生では全く逆だったんじゃないでしょうか。

心拍を見てもわかるとおり、30kmを過ぎてからは心拍150を超えることもできずにいるのがよくわかります。
38km辺りから、最後の屁のつっぱり状態でペースを上げたつもりだったのですが、エイドのたびに動けなくなった身体に氷水をぶっかけてもらって、なんとか走るの繰り返しでした。

ラストの直線で1人抜いて、もう一人背中が見えたのですが、残念ながら届かず、長かった236kmの旅がおわりました。

タイム:3時間55分00秒 (ラン順位:35位)

ゴール

総合タイム:11時間43分57秒
総合順位:40位

人生で、全く運動せずに過ごしてきて、32歳でダイエットを始め、33歳の6月から走り始めて4年ちょっと。
大好きだったタバコもやめて、今までとは180度違う人生になったけど、こんなにハマるとは思ってもなかったです。
長距離になればなるほど、やった分しか結果はでません。
練習は嘘をつかない。

応援してくださった皆様、ありがとうございました。

来年はもっと上にいけるように頑張ります。

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