KONAへの道のり~第5話~ライバル現る

2008年6月


運動靴を買って走ることが楽しくなってきて、走るペースも少しずつあがってきました。
走っている最中も、少し周りを見る余裕が出来てきて、ふと気づいたことがありました。

「毎日、同じように作業服来て走っている人がいる。」

走っているコースは1本の遊歩道を行って帰ってくる、いわば周回コース。
往路ですれ違う場所と復路ですれ違う場所を毎日確認していると、どうやら僕より少し速いペースで走っている様子。

こうなると、やはり追いかけたくなるのが男の子。
毎日毎日、どこですれ違うかチェックして、相手が休みなのか不在の時は心配してみたりしながら、最初はなかなか縮まらなかったんですが、1か月ほど経過した頃から、少しずつですが縮まるようになってきました。

その頃には最初のダイエット目的どころか、どうやったら速く走れるようになるかに焦点を置くようになってきている事に自分でも気づいてきました。
元々が凝り性なこともあってか、とりあえず本屋さんへ行って速くなるための本を探してみると、マラソン関係の本がたくさんあるコーナーにたどり着きました。
そうか、僕のやってることはマラソンのトレーニングと同じことなのかと。

そう思ったら、一つの疑問が湧いてきました。
「沢山の人と一緒に走ったら、僕はどれくらいの位置になるんだろうか?」
単車でずっと誰かと競っていたからか、ついそういう思考になってしまうのだと思うのですが、こうなると確かめずにはいられないのが僕の性格です。

「そうだ、マラソンに出てみよう。」

今思うと、ここが抜け出せない領域へ足を踏み入れた瞬間でした。

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