KONAへの道のり~第6話~トライアスロンと出会う

2008年7月

マラソン大会に出てみようと思ったものの、どこでやってるかも知らないし、どうやったら出れるのかも分からない。
当時は今ほど情報が溢れているわけでもなく、そもそも運動とは対極にいた僕は周りに知り合いもいない。
とりあえず、マラソン雑誌を買っていろいろ読んでみると、意外と大会は多くて、なんと近くの淀川でもやっていることが判明。
詳しく見ると、11月に淀川ハーフマラソンが開催されるようで、まだエントリー出来るらしい。
とりあえず、近いしこの大会にエントリーしてみることにしました。

マラソンにエントリーはしたけれど、さてどうしたものか。
単車でレースをしていたので、受付とか事前に何らかのアクションがあるのは想像が出来たけど、マラソンだとどんなことするのか分からなかったので、色々調べたりしていました。
まだまだ少ないネット情報でしたが、いろいろ調べているうちにとある動画にヒットしました。

それは、マラソン大会なんだろうか?まともに歩くことも出来なくなった外国人の女性が、倒れても立ち上がってまた倒れて、四つん這いになりながらゴールを目指している様子でした。
周りの観客はそんな女性に声援を送り、大会関係者だろう人が傍で見守る中、倒れこむようにゴールラインに辿りつきました。

「なんだこれは?」

最初の感想です。
どうしてこんな状況なのにリタイヤさせないんだろうか?これはマラソンなんだろうか?
細かいところは覚えてないのですが、動画の情報から分かったキーワードは「IRONMAN」という単語。
そこから、IRONMANとはトライアスロンという競技の事であり、どうやらあの動画はハワイで行われている総距離約226kmものIRONMAN KONAと称される大会のゴールの様子であるという事。
そして、IRONMANのテーマが「Anything is Possible」(どんなことにも可能性がある)ということ。

たぶん、半年前の僕ならバカバカしいとか、そこまでする意味が分からないと一蹴していたと思うのですが、すでに抜け出せない領域へ踏み込んでいた僕は、純粋にこんな疑問が湧いたのです。

「この人たちは何を考えているんだろう。226kmもの距離経てゴールした時、僕は何を思うんだろう?」

抜け出せない領域へ踏み込んでから1か月後、IRONMANに魅せられた瞬間でした。

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